
2011年4月12日
「鯨一つ捕れば七浦潤う」といわれるほど、多くの富を生み出していた鯨漁。江戸時代から明治の初めにかけて、唐津市呼子町でも "鯨組(くじらぐみ)"と呼ばれる捕鯨集団が活躍し、多大な利益をあげていました。この鯨組の組主であったのが、中尾家です。
中尾家は、鯨が回遊してくる小川島に、600人ほどの漁師を送りこんでいたといい、最盛期にはその財力は藩主をしのぐ勢いであったといいます
また、九州では最古級の町屋建築遺構としても貴重な建物です。
老朽化が心配されていた旧中尾家住宅でしたが、唐津市が平成20年度から修理復元に取り組み、その工事も完了。4月24日(日曜日)から「鯨組主(くじらくみぬし)中尾家屋敷」として一般公開されることになっています。
一般公開で、捕鯨道具をはじめとした資料の展示やイベントなどを行う「鯨組主中尾家屋敷」。ここから、呼子の捕鯨の歴史を発信していきます。
一般公開 4月24日(日曜日)~、プレオープン 4月11日(月曜日)~17日(日曜日)
みなさんも呼子へお越しの際は是非ご見学されてはいかがでしょうか。
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